校庭緑化メールマガジンバックナンバー

2008年6月 4日発行

雑草と仲良く暮らそう

今日のテーマは「雑草と仲良く暮らそう」です。

みなさん、こんにちは。IHIシバウラ校庭緑化担当のしまりすです。
ついに梅雨の季節となってしまいました。病害も発生しやすいので芝生管理上も重要な季節です。この季節をうまく超えられれば、あとは秋口まで順調に芝生を管理できるかもしれません。

この時期は、芝生はもちろんのこと、カエルもあじさいの花もとても生き生きとしています。この他に芝生において梅雨で活動的になる生き物と言えばミミズです。ミミズは芝地の未分解の有機物を熟成し、肥えた土壌を作るので、芝生はもちろんのこと自然界にはなくてはならない生き物なのですが、ゴルフ場、特にグリーンでは、いわゆる糞塚(食事中の方、申し訳ございません)が美観を損ねるから、またプレーの妨げになるという理由からたいへん嫌われてしまいます。

雑草の中にも、学校で是非育てたいと思っている程なのに、ゴルフ場やサッカー場をはじめとするスポーツターフでは嫌われ、防除の対象となっている植物があります。それはツクシです。春の訪れを告げる、日本人の心の故郷とも言えるかわいい草ですが、その本体は円柱状の茎を次々と地上に出す雑草のスギナです。スギナは、地上を完全に刈り取ったとしても、地下茎を延ばし、その節々からどんどん増殖を続けるため、防除が難しい雑草のひとつです。

そして春の訪れとともに芝地にまるでおとぎ話のような世界を作り出すクローバーことシロツメクサもスギナ同様地下茎を伸ばすため防除は難しく、水分を多量含むため大株になると芝刈り機で刈り取ることも難しくなるため、スポーツターフでは雑草として扱われています。

これらの地下茎を伸ばす雑草はMCPPやザイトロンなどの茎葉処理剤を用いることにより、手軽に処理することもできますが、学校の芝生ではできるだけ春の訪れをこども達に感じてもらいたいものです。そのためには葉茎処理剤の使用を極力避け、定期的に適度な芝刈りを行うことにより、これらの草勢を最小限度に留め、尚かつ芝生との共生、共存をはかります。これこそが、スポーツターフや庭園などとは異なる、学校校庭の芝生のあり方だと思います。


それでは、次回をお楽しみに (・ω・)/~

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