2008年7月17日発行
みなさん、こんにちは。IHIシバウラ校庭芝生化担当のしまりすです。
梅雨明け前と言うのに、猛暑の続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
間もなく校庭やグラウンドでティフトン系芝草が大活躍する季節になりますが、皆様はもう冬芝から夏芝への切り替え(トランジション)はお済みでしょうか。多くの校庭やグラウンドでウィンターオーバーシードに用いられている冬芝のペレニアルライグラスは、梅雨の時期に活発に生長します。従って、国内の多くの地域でトランジションがほぼ完了するのは、8月末以降になります。
しかしながら、梅雨が明ける前にはある程度ティフトン系芝草への切り替えが進んでいないと、盛夏の芝生管理が困難になってしまいます。そこで、冬芝を刈高1cm強までの低刈を繰り返し、冬芝の勢いを衰えさせると同時に、ティフトンに十分な日光が当たるようにします。
それでも、冬芝の勢いが衰えないときは、夏芝、冬芝の耐塩性の差を利用するとっておきの方法があります。ティフトン系芝草は耐塩性があるのに対し、ペレニアルライグラスなどの寒冷地型芝草は塩分に対し脆弱な面を持っています。この性質及び芝草の葉からも養分を吸収できる性質(例:葉面散布)を利用し、硫安(硫酸アンモニウム)肥料100gを水1Lに溶かしたものを1平米あたり100~200ml程度葉面散布すると、ティフトン系芝草にとっては施肥を行ったことになるのに対し、寒冷地型芝草は大きなダメージを受けることになります。
ただし、この方法が有効なのは6月中頃までです。トランジションの方法にひとつの画一的な方法はなく、気候、地形などその場所毎に合った方法で臨むべきだと思います。皆様の管理されている芝生に於いても色々なトランジションの方法を試して、その場所に最も合った方法を見つけてください。
それでは、次回をお楽しみに (・ω・)/~