2008年7月31日発行
みなさん、こんにちは。IHIシバウラ校庭芝生化担当のしまりすです。
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日のお話しはトランジションの裏技についてです。
最近、皆様から最も多く問い合わせを戴くのが、冬芝から夏芝への切り替えに関するご質問です。
冬芝を高温時に一気に刈り落とし、成長点をカットする方法が、ベースの夏芝への十分な日光の供給という意味に於いても、最も効果的なトランジションの方法だと考えておりますが、気候や管理状況によってはなかなか冬芝の勢いを止めることができません。またこの方法では目土の量が多いと効果が出にくいと行った弱点もあります。
冬芝のペレニアルライグラスは、梅雨時に驚くほど旺盛に成長するので、学校の校庭芝生でトランジションの方法に苦慮されている方が少なくはないと思われます。
梅雨に大変元気なペレニアルライグラスですが、実は冬芝三種混合の中では最も暑さに弱く、30℃を過ぎると途端にへたってしまいます。ペレニアルライグラスが弱り始める頃には、すでにティフトンにエンジンが掛かった状態でなければなりません。ティフトンやコウライシバはオーバーシードのベースとして最適と言われてますが、夏芝と冬芝のバランスを取りながら、美しい芝生を維持しつつトランジションすることは、意外と難しいのです。
そこで今日は皆様に裏技をご紹介しましょう。もっと早い時期、できれば春先の夏芝がこれから生長を開始しようという時期に、葉茎処理剤すなわち除草剤を用いて、冬芝をダメにしてしまう方法です。しかしながらこの方法はあまり除草効果が強いものを用いるとベースの夏芝がダメージを受ける可能性があるので、あくまでも各芝草の特性を良く理解し、芝生管理に慣れた方が隠し技的に利用されるのが良いでしょう。
芝刈りの大変な季節になりました。くれぐれも健康に気をつけて、芝生管理に励んで戴ければと思います。
それでは、次回をお楽しみに (・ω・)/~