サッチ(英:thatch)
芝生の地上部の緑色部分と床土表面との間に堆積した枯死または生きた芝草の茎葉から成る未分解の有機物の層をサッチと言います。
サッチは微生物により分解しにくいリグニンを10~40%含みます。サッチを放置すると以下のような悪影響を芝生に及ぼします。
- 土壌の酸素不足から根が酸素を求めて浅くなり、耐寒性、耐暑性、耐乾性が低下します。
- 床土に日光が届きにくいため、春先土中温度の上昇が抑えられ、芝草の生長を阻害します。
- 夏季には土中温度の放散を抑制し、冬芝の衰退を早めます。
- 葉腐病など糸状菌などによる病気にかかりやすくなってしまいます。
- 害虫の隠れ家となり、害虫による被害が拡大することがあります。
- 散布した薬剤を吸着してしまい、効果を低下させます。
- 根部が酸素を求めて浅くなるため、浅い土中で効果を発揮する除草剤の影響を受けやすくなります。
しかしながら、床土が堅くなるのを防いだり、耐踏圧性を向上するなど、サッチは芝生にとってプラスになる一面も持っています。