エアレーションとは、踏圧により踏みしめられた土壌に穴を開けることです。エアレーションを行うことで土壌の通気を確保し、芝草の根の活力を回復させます。
芝生に1~2cmの穴を20cmくらいの間隔で約10cmの深さまで開けます。

新鮮な空気を入れて芝草の活力UP!
エアレーションは、芝生に見た目以上の大きなダメージを与えるため、通常これから生育期に入る時期、かつ病虫害の影響の少ない春に実施するのが良いでしょう。
エアレーションには、ゴルフ場や競技場で使用するバーチドレンのような便利な機械もありますが、校庭規模なら手押しで穴を開けられる製品(ローンパンチJr.〈キンボシ株式会社〉など)をお勧めします。
インターシーディングとは、エアレーションをした直後に、芝生の上に播種することです。
通常は、作業を実施する芝生のベースとなる夏芝の種を蒔きます。
十分に根付いた芝生も年々その成長点は高くなる傾向があります。すると根が外気や病虫害の影響を受けやすくなるために、目土を入れて根部を保護します。また、サッチの分解を促進するためにも目土は定期的に補充しなければなりません。

目土で根を保護し、病虫害をシャットアウト!
目土を芝生に入れる時期としては、これから芝草が生長を開始する3月ごろが良いでしょう。エアレーション作業の直後には、化成肥料を目土と混ぜたものを芝生上に散布することをお勧めします。
また、9~10月ごろに行われるオーバーシードの際も、冬芝の生長を促進する目的で目土を散布します。
目土の散布には、ゴルフ場などでは作業スピードが早く、便利な乗用目土散布機を用いることもありますが、校庭では手動の散布機を用いることが一般的です。
サッチとは、地上の緑色部と床土の表面との間(地際)に堆積した、刈草や芝草の枯れた茎・葉・根などからなる未分解有機物の層のことです。主な成分はセルロース(5~15%)ですが、難分解性のリグニンを10~40%も含みます。
サッチの堆積により、芝生上にあると水も肥料も吸収され、土中酸素不足により根が浅くなり、耐乾性、耐寒性、耐暑性が低くなる他、芝生の病原菌の繁茂に繋がるなど、芝草の生長に害を及ぼします。

サッチは芝草の生長に悪影響を及ぼします!
ゴルフ場規模では、バーチカルモアのような便利な機械もありますが、校庭規模では人員を確保しての一斉手作業を行います。
しかしながら、校庭緑化のベースとして利用されることの多いティフトン系の芝生などはサッチの生成量が非常に多いため、人員の確保の困難さや作業の大変さを考えた場合、安価な校庭用小型トラクタにレーキやブラシを引くことで比較的楽な作業で大量のサッチを除去することが可能になります。