2008年7月 1日発行
みなさん、こんにちは。IHIシバウラ校庭緑化担当のしまりすです。
今日のテーマはオオキンケイギクに気をつけろ!です。
今日は梅雨の中休み・・・というより、夏到来!って感じの良い天気です。これからはティフトン系の芝生は毎日でも芝刈りをしなければならないくらい、爆発的に生長しますので、心の準備をお願い致します。
暑さと相まって、芝生管理が一年中で最もたいへんな季節ですが、みなさん水分を良く取って、くれぐれも健康には気をつけて頑張ってください。
ところで、オオキンケイギクという植物をご存じでしょうか。和名では大金鶏菊と書きますが、花が大変美しいので園芸植物としても良く栽培されていた植物です。キバナコスモスによく似ていますが、葉っぱの形が全然違うので、すぐに見分けられると思います。河原や宅地造成地や新興住宅地の法面(のりめん)などでキバナコスモスに似た花がたくさん咲いていたら、気をつけてみてください。けっこうこの花だったりすることがあるのです。
実はオオキンケイギクは2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止となりました。河川に生息する我が国固有の在来種への影響が懸念されることが、特定外来種に指定された原因です。
確かに河原でひっそりとたたずむカワラナデシコと比べたら、オオキンケイギクの繁殖力は異常とも言えるかもしれません。我が国固有の在来種を守るために是非、みなさんもオオキンケイギクを見たら、実を付ける前に株ごと倒すなどしてください。
ちなみに、オオキンケイギクを庭などで栽培しただけであっても、懲役または罰金が科せられるので、くれぐれも気をつけてくださいね。
それでは、次回をお楽しみに (・ω・)/~